詳しくたって偉くもない

普段はカケラほどにもサッカーの話をしない友人に「ブラジル戦ビデオ録ってない〜?」と聞かれてなんだか複雑な気分になった今日この頃です。こんばんは、啓です。
ちなみにここ最近あった深夜放送の代表戦の類は、リアルタイムで観ない時はもっぱら
HDDに録画 → 観る → 終わったら消して容量確保(一度観れば充分)
ということを繰り返していたので、友人に聞かれた時は既に見終わっていたためもうブラジル戦はHDDに残ってはおらず…。まぁゴールシーンだけ観ればいいんじゃね?って感じなんですが納得してくれるのかしら。


最近はmixiを通じてオフラインの友人知人にも自分の趣味嗜好が筒抜け状態なもんだから、今まで以上にサッカー好きだということを学科内の人々に認識されてしまってるようでたまにちょっと「これでいいのかしら…」と思うこともあります。いいのか?ま、いいのかな…言えないで悶々としているよりは。(笑)
しかしまあ、教員免許を取るかどうかという話になって「でも自分では充分にわかることを人にもわかるように教えるのって難しいよなー?ホラ、サッカーでも言うじゃん、名選手が名監督になれるわけじゃないって」と例えられたのはなんだか狙ってる感がひしひしとしたよ、K君。…つーかサラッと自分を「名選手」とか例えてるのがミソだな、うん。(笑)


ワールドカップ予選やコンフェデなんかがあれば代表の話を通してサッカーの話もしやすいけれど、私が本当に言いたいことと言ったらやっぱり「代表観るよりJ観る方が面白いのよ!テレビで観るよりスタンド席で観る方が楽しいのよ!」ってことだからか、しきりに代表の話ばかりされるだけで結局それっきり、ってことが重なるとやっぱり寂しーい!物足りなーい!
これが身近にJリーグのある環境だったらまた違うのかもしれないけど…はぁ〜あ。いいじゃんかよう一度ぐらいはFC琉球の観戦に付き合ってくれたって!(泣笑)


でもって、サッカー関連の話で何か質問されて「ああ○○でしょ」とかあっさり答えると「すご〜い、詳しいね!」と言われることも多くなったけど、そのたびにとんでもなく後ろめたい気持ちになってしまうのもどうにかならんもんかね(笑)。こんなん全然詳しいうちに入らないっつーか常識の範疇だよーとか思いつつ、「そお?」と笑ってごまかしてはいるものの、やっぱりそれもそれでまた後ろめたい気持ちになるんですよね…。
自分が特別サッカーに詳しいなんてことは全然ないし、知らないことが多いならもっともっと知っていきたいってフツーに思っているだけで、それって誰かが何かしらの「趣味」に没頭するのと本当に何も変わらないことだから、自分にとっては本当にどうってことないのに「すごいねー」なんて誉められると、すっごく居心地が悪くなってしまうというのか…ううん。
好きなことをしてるってだけなのに、それがさもすごいことのように言われると「なんで?」って思ってしまうことって、誰にでもあるんじゃないかなぁ。


そう思うと同時に「こんなことも知らないのか」なんて斜に構えてしまって、でも「イヤイヤそれが一般的な認知度ってもんなんだよな」と我に返ってしまう、というか。その堂々巡り。
誰だって最初は何も知らないんだから、そこで得意になるなんてお門違いもいいとこなんですよね。私だって3年前の6月最初の時点じゃ小野伸二の顔と名前が一致してなかったレベルなんだから(今思うと信じられないけど・笑)、それと比べてみりゃあ、たまに代表戦を観るぐらいの友達の方が3年前の私よりもよっぽど詳しい範疇に入るだろーに。


初心に帰ることは自分を省みること。意識は常に謙虚であれ、と実感する毎日です。