正直者が馬鹿を見る、なんてくだらない。

カンニング行為というものが大嫌いです。


…何やらのっけから偉そうなことを言ってますが、それは決して「そんな汚い行為して良い点取って何が嬉しいの!?恥ずかしくないの!?」といったふうに道徳的精神に訴えるっつー理由から来ているわけでもなんでもなく、「こっちにまで迷惑かけんじゃねぇよ!」という純粋な憤りからです。


自分がカンニングするってことは基本的に「負けた」気分になるから最初からまったく考えないタチです。というか、実は「人に教わる」という行為そのものにいつでも抵抗感を感じている奴です。「私ってこんなことも出来ない奴なのよ」ということをさらけ出すのは、相手が友達でも意識の底では常に恐れている部分があって。
しょせんはちっぽけなプライドです。もちろん、そんな思いをちらっと抱いてちくちく胸に刺さるように感じつつも、大概は「ねぇねぇ教えて★」と普通に聞いてはいるのですが。
そのくだらないプライドと共に、相手の時間をほんの少しでも奪うということにも抵抗を感じていたり。基本的に、「どこそこに行くから付き合ってくれる?」という考え方が出来ないというか、相手を待たせたりするのが落ち着かないというか、相手の時間を取るぐらいなら自分一人でやった方がずっと早いよなあと思ってさっさと行っちゃうというか。要するに、女の子同士で連れ立ってトイレに行く行為が理解不可能というタイプってことですね。(笑)(←でもこういう人も結構居ると思う…)
そういう思いがあるからこそ、カンニング行為っつーのは心底信じられないものなわけで。


カンニングを手伝わされるのは、当たり前ですが上述の行為以上に嫌。
「バレたらこっちまであんたのせいで迷惑かかるだろーが!他人の事情にお構いなしで頼ってくるんじゃねぇよ!」という思いはめちゃくちゃに根強く根深く、嫌悪感と言うよりも憎悪に近いかもしれない。
そもそもカンニングの手伝いをさせるっつーのは、相手が普段から授業にマジメに取り組んでおらず、試験対策もはなっからやる気もないってことで。その上で、自分の単位確保のために真面目に授業に出て勉強している人に頼るっつー精神がもうねぇ、意地汚いというか、図々しいにもほどがあるというか。
大体、その手の協力を求めてくる相手は基本的に「友達」と呼べる関係でもないし。(ていうか友達がそんなこと頼んできたら嫌だ)(頼まれた瞬間、心の中でもう相手は友達じゃないって認識をしちゃうんだろう)
いっそ金でも出してくれればまだ考えるかもねって感じだ。ギブアンドテイク。HAHAHA!


カンニング手伝ってちょーだいよと言われた瞬間は、相手に対して嫌悪感を抱くと共に、「自分があんなに努力した結果の学力を、あんたは何の努力も無しに時間もお金もかけずに、簡単に奪おうっていうの?そんな権利がなんであんたにあるの?」という、突き詰めて考えればかなり利己的な思考が頭を過ぎります。
結局、自分が「損した」という気分になるのがとてつもなく不快なだけ。それが全てなんだよな。



なんで唐突にこんな話してるのかっつーと、まあ、今日さらっとそんなことを頼まれ、久々に怒りが込みあげてきたのでちょっと吐露してみたかっただけという(苦笑)。…もちろん笑顔で「自分のことだけでイッパイイッパイだから無理だな★」って断りましたけど。
あぁ〜ヤダヤダ。中学生の頃は頼まれてビクついていた時期もあったけど、今から思えばなんて馬鹿馬鹿しい。そもそも、大学生にもなって自分の試験の面倒も見られないなんて、情けねえとか思わないのかっつうの。(面倒の見方がその人的にはカンニング?知ったこっちゃねえ)
単位を取るも落とすも自己責任。努力もしないで頼ろうとするなんてムシが良すぎて腹立たしいわ。