日本vsブラジル

F組 日本vsブラジル (1-4)


ああ、終わったんだなあ。


これが四年間の集大成?そう思うとやり切れない。
それでもやっぱり、玉田の先制点には夢を見ずにはいられなかったんだよ。
それぐらい、とても気持ちのいいものだったから。
とにもかくにも、日本が出場した3大会すべてで、一応はFWのゴールが観られたってことで。


これからの決勝トーナメントでブラジルが失点することなく、優勝でもしようもんなら、
日本はそのブラジルに今大会唯一(もしくは最初)の失点を喰らわせたってことになる。
その記録だけは残る。それだけは誇ってもいいんじゃないかな、なんて思う。


とはいえ、ブラジルの本気なんてこんなもんじゃないんだろう。
その真価は決勝トーナメントからしか観られないんだろう。
目の前での、GK交代、というその現実。


なんというか…「なんとなく」試合が始まって「なんとなく」終わった、ような感じ。
不完全燃焼、というのもまた何か違うようで、しっくり来ない感じ。
燃え尽きたようには見えない。どこかでまだ、何か、何かやれたはずだろう?と。
それが出来なかったのは、結局、何もかもがまだまだ足りなかったんだと。
それだけの話なんだろう。


反省も課題も後悔も、なにもかもを抱えて。
それでもサッカーは終わらない。
彼らのサッカー人生も、まだまだ終わらない。
終わりは始まり、だから。次までの道のりは始まっている、はずだから。
だから私も、サッカーを見続ける。それだけのことだ。